お針子蜂の巣

手仕事と防災の記録

  ソーラーご飯のコツ

今まで何度かソーラークッカーでご飯を炊いて
そのときによって成功したり、失敗したりといろいろでした。

お米のセットの仕方もいろいろ試してきて
そろそろちゃんと「間違いないソーラー炊飯」を
確立したいと思っています。

「95℃で20分以上加熱すると
お米の澱粉がアルファ化してご飯になる」
というきちんとした数字を、最近初めて知りました。
強火で一気に加熱できないから失敗するのかと思ってましたが
「95℃で20分以上の加熱」なら、
ちゃんとクリアできると思いました。

今回のご飯炊きの手順は以下です。

・お米2合を洗って吸水させる
 時計をちゃんと確認しませんでしたが、
1時間以上置いてました。

・ザルに空けて水分を切る
 どうしてザルに空けるのかまったく理解してませんでしたが
 これはお米の中心にまで水分を浸透させるためだそうです。
 でも、なんで水に浸けたままじゃなく
ザルに空けると中心まで吸水するのか
 私にはさっぱり分かりません(笑)

・お米と水500ccを鍋に入れて、クッカーにセットする。
 今回は、クッカーはサンオーブンを使いました。
 お鍋をセットする1時間くらい前から外に出していたので
 庫内が150℃くらいになっていました。
 短い時間で高温になるので成功したのかもです。

・調理し始めて30分くらい経ったときに
お鍋の中をチェックしました。
 水がだいぶ減っていましたが、グルグル混ぜて温度を
均一にしました。

・始めてから1時間以上経って味見してみました。
 芯はなくご飯は炊けていたのですが、おいしくない。
 「これはアルファ化していない!」温度を計ると80℃くらいしかありませんでした。
 もうしばらく待つことに。「お腹空いたー!」と子ども達。


1時間半経ってから再味見。炊けてる!
おいしくなってました。

95℃に達するまでに時間がかかって、
水分がみんな吸われちゃうようなことになっても
そのあと20分待てばちゃんとアルファ化するのかどうか
これからデータを取りながら確認したいと思います。



ジャガイモは洗ってそのまま。
大きさを揃えるために、大きい2個は半分に切りました。



ご飯がお鍋にいっぱいくっついて取れないので
そのままスープを仕込むことにしましました。
災害時にもこの方法は使えるかと思います。
買い物に行ってないので、冷凍室のニンジンと
赤玉ねぎとコーンとパセリ。
あとで買い物に行ったらお肉を足します。



ジャガイモは、蒸し加減がよくバラバラになるので
今回は途中で上下を返してみました。
効果あるかな。
ま、長時間出しておけば、回さなくてもちゃんと調理できますけどね。

ジャガイモは水を入れなくても調理できるのですが
丸ごとじゃなく切る場合は、切り口が乾燥して固くなってしまうことが
ありますので、お気を付けください。
少し水分を入れて、切り口を浸けておくように調理するといいかもです。



6時前にもうクッカーが陰になってしまったので
お鍋を中に入れました。
出したのは2時過ぎでしたが、もう調理できてます。
買い物に行って、豚肉を足してました。



ご飯はこの通り、きれいに取れました。
次回は鍋肌の上の方にご飯をつけないように
気をつけてみよう。



カレーが食べたくなったので(いつもカレー食べたい人)
なすとピーマンを加えてコンロで仕上げました。
ジャガイモはマッシュポテト。
3色トマトと一緒にいただきました。


★追記
「お米をザルに上げてはいけない」という記述を
プロの方のサイトで見ました。
どちらもやってみて、自分で良いと思う方法を
選択しないといけないですね。