お針子蜂の巣

手仕事と防災の記録

   備学部春日井 第1回:火おこし実体験

久しぶりの防災関連の記事です。

この度、「備学部春日井(びがくぶ かすがい)」という会を作りました。
「防災に美学を!」をモットーに、生きる知恵や知識を
体験を通して身に着けていく会です。
ご興味ある方は、Facebookの方でフォローしてくださったら嬉しいです。
毎月部活動する予定です。

第1回目は、お友達と少人数でこじんまり行いました。
マッチやライターなしで火をおこす体験です。

私は最近は、家の薪ストーブもマッチや新聞紙を使わないで
点けるようにしていたんですが
風が吹いたりする野外での火おこしはまたちょっと違う雰囲気で
煙に巻かれながら楽しく作業できました。


こちらが本日試したい道具たち。
上の大きいものは、初期のBioLite(右)と蓋付きケトル(左)。
真ん中左の丸いものは缶に入ったチャ―クロス(自家製)、右のタッパーはカットした麻紐。
下左はファイヤースターター、真ん中は虫眼鏡、右はナイフです。

これらをいろいろ組み合わせて実験しました。



まずはチャ―クロスとファイヤースターターで私が火おこし。
火口はそこら中に落ちていた枯芝を使いました。
すぐに火は点くのですが、枝に火がなかなか移らず消えてしまったので
火打ちをやりたくてたまらない娘に交代しました。


一緒に枝をくべて、今度はちゃんと燃え始めました。
楽しいなぁ。


こちらは、麻紐とファイヤースターターを試した友人の火。
すぐに点いて、お昼ご飯用にお湯を沸かしはじめました。


お湯が沸くと、今度はじゃがいも!
非常時を想定して、洗わずにそのまま投入!
ホックホクでおいしかったです。


焼きおにぎりを作ろうとした娘は、車から非常用のアルミホイルを持ってきて
アルファ米のご飯を火に投入!
なかなかおこげがつかなくてどんどん燃やしていたら
最後には真っ黒こげになってカッチカチでした。
残念だったね。


チャ―クロスと虫眼鏡、
麻紐とファイヤースターターでも簡単に火がおこせましたが
麻紐と虫眼鏡では結局発火させられませんでした。
黒く塗ってみてもダメでした。
煙は出たんだけどねー。
虫眼鏡が小さすぎたからかもしれないですね。


BioLite(今はキャンプストーブという名前でしかも2)は
ずいぶん久しぶりに使いました。
まだ日本で売ってなかった頃に
わざわざアメリカから送ってもらって手に入れたのに
全然使ってないなんてもったいないですね。
6ヶ月使わなかったら充電しないといけなかったことも忘れてるから
ファンが回せず、ずっとフーフー、口で吹いてました(笑)


調理できるもの、車にも何もなかったので
アルファ米用にお湯を沸かしました。
よし、次はグリルも買って肉を焼くぞ!


友人はきりもみ式発火にも挑戦しましたが
こちらは削り粉を出せないまま、断念となりました。
友人は次回も挑戦するそうです!すばらしい!


みんな火を育てて見守るのが楽しくて
次は必ず料理しよう!と盛り上がりました。
今回はマッチやライターを使わない着火がメインだったので、
次回は「鍋やフライパンを使わない料理」を試す会にします。
アルミホイルくらいはオッケーとのことで、
どんなおいしいものが食べられるか、今から楽しみです。

今回は試しませんでしたが、キャンプストーブ用に新聞紙で
細い薪(枝?)を作っておこうと思っています。
カセットコンロのガスを車に積んでおくのは怖くてできないですが
新聞紙の燃料なら自然に発火もしないし、雨で枝が集められないときにも
キャンプストーブを使えるように準備しておこうと思います。


追記:チャ―クロスは自宅の薪ストーブで作りました。


100均で買ってきた缶に、不要な服をカットして詰めました。
フタに穴を開けます。
ストーブ内の燃え上がる火の中に投入(写真無し)
しばらく見ていたら、穴から小さな炎が出ていました。


30分くらい燃やしたらストーブから取りだして、
穴を枝で塞ぎます。


冷めるまで放置して、フタを開けてみると
布が炭化していました。
薄いニット地のものだったので、強く触るとほろっと崩れてしまいます。
次回はもっと厚手の生地で作ろうと思います。

同じ缶を2つ買って、1つは持ち運び用にしました。
真っ黒になった缶は捨てないで、またチャ―クロス作製に使います。