お針子蜂の巣

手仕事と防災の記録

食べ物を出しっぱなしの心配

本日欅舎4回目。
欅舎のあと、モリコロのプールに行く約束をしたので
一日家を空けます。
帰りは5時半くらいだなぁ、午後から曇るみたいだなぁと思いながら
帰ってからお夕飯の支度をするのはしんどいと思って
一か八か仕込んでいきました。



うずら豆。
水に戻さずにお料理するレシピがあるので
たぶん大丈夫だろうと思ってやってみました。
カップと少し。ニンニク、ベイリーフ



じゃがいも。
ミニ土鍋に入れました。



チリビーンズのようなラタゥイユのような
あり合わせの材料でトマト煮込み(後で豆と合わせるつもり)。
豆苗、ズッキーニ、昨晩の小玉ねぎの残り、ニンニク、ひき肉、トマト缶、にんじん。
重ね煮の順番、ちょこっと違いますが
ひき肉が空気に触れてない方が少し安心かも、と
勝手な思い込みでトマトをひき肉の上にかぶせました。
にんじんはちょびっと残ってるのがあったのでついでに入れちゃいました。
とりあえず調味料はなし。



うちのダッチオーブンは長いこと入れてると少し食材が黒くなってくるし(手入れが悪いのかな)
さびも心配なので、ガラスキャセロールに入れてからダッチオーブンに。
フタがピタッと閉まらないのが残念。





プールで3時間半遊んで、クッタクタになって帰りました。
結果は...



水分いっぱい出てます。
ダッチオーブンはまだ温かいけど、素手で触れるので温度はかなり下がってると思います。
にんじん、ズッキーニはまだ固い。



お肉は生ではないもよう。



お豆はできてました。
ただし柔らかいのと少し固めのといろいろです。
ソーラークッキングでは対流が起きないので
ホントは途中で混ぜる方がいいのです。



じゃがいもはできあがってましたが、こちらも温度は下がっているので
そのまま食べるのが心配でトマト煮に混ぜちゃいました。
ガラスキャセロールからそのままダッチオーブンに入れて
クミン、きび砂糖(トマト煮は甘めなのが好き)、塩、うずら豆を入れて煮込みました。



子ども達がお風呂に入っている間に出来上がり。
先にしばらく煮込んでから調味料を入れなきゃいけなかったのに
急いでたので最初に入れちゃいました。
たぶんそのせいでズッキーニとにんじんが柔らかくならなかった。
でも味はよかったです。
お豆、大好きだからおいしー!



次に出かけるときに煮込みをするときは
ダッチオーブンにアルミホイルを敷いて蓋ピッタリで煮込むか
土鍋でやろうと思います。
いろいろ失敗を繰り返して、成功のカギと失敗の理由が私の中で明らかになっていくのが嬉しいです。





最近買ったソーラークッキングの本に、温度について詳しく書いてあるのですが
アメリカ農務省の食品安全ガイドラインでは、



「病原体は40℃から140℃の間で増殖する(これは華氏なので、摂氏では約4℃から60℃)」



とされているそうです。



この温度帯は「危険温度帯」と知られていて、
タクパク質を含む腐敗しやすい食品(肉、豆、牛乳、卵)などは
この危険温度帯に2、3時間以上放置してはいけないとのことです。



日本では、よく給食のガイドラインなどで
「85℃以上で1分間以上の加熱」が必要とされています。



ソーラークッキングでは、85℃以上で調理した食品を
食べるまでにいかに60℃以上に保つか、が大切なようです。



本では、雲などで温度が下がりそうなときやなかなか温度が上がらないときは
温度が上がりきったところでクッカーに毛布などを掛けて保温して調理するか
先にガスやオーブンである程度熱くしてからクッカーにセットして調理を完了させる、
などのヒントが書かれていました。



安全のためには、「クッカーだけで調理することにこだわり過ぎない」ことが
大切なのかもしれませんね。





と言っても、やっぱりできればソーラーだけで作ったご飯を食べたいので
次は前から気になっていた発泡スチロールのクッカーを作ってみる予定です。
保温効果が高そうだ...。