お針子蜂の巣

手仕事と防災の記録

    お針子蜂の巣 手染め糸について

お針子蜂の巣の、靴下編み講習で使用している毛糸についてご紹介します。

いわゆる「ソックヤーン」と呼ばれる糸については、
またの機会にご紹介するとして、今回は講習で使う糸についてだけ書きます。

講習では、日本製の防縮ウール100%の糸を使っています。
(染める前の写真がなくてごめんなさい)
防縮ウールは、羊の毛にもともとあるスケール(うろこのようなもの)が
絡みあってフェルト化してしまうのを防ぐために、スケールの除去や
コーティングを化学的に行ったものです。
洗濯機で洗っても縮まないようになっています。

靴下は、細目の糸と針で編むのが主流かと思いますが
講習では靴下編み初心者の方が対象ですので、
編み目が見やすいように極太を使っています。

極太の糸を細めの針で編むことで、ウール100%でも多少穴の開きにくい
耐久性のある靴下になるようにしています。
(とは言っても、ナイロン混の糸よりはへたり易いかと思いますが)

極太糸ですが、講習では2号針で編むことにしています。

原材料 防縮ウール100%
太さ  極太
棒針  8−12号
かぎ針 6−8号

染料はECO染料を使っています。

染めた後に水と洗剤で何度もよく洗っておりますが、
お使いになる洗剤の種類や水の温度によっては色落ちする可能性があります。
単独で洗っていただくか、白や色の薄いものとは一緒に
洗わないようにしてください。
洗濯ネットに入れて、洗濯機で洗っていただけます。

濡れたまま放置しないようにしてください。

靴下を編まれるときのお勧めは、糸をめいっぱい全部使わずに
数メートル残しておくことです。
そうすると、穴が開いてしまったときに同じ糸で繕うことができます。
でも色が違う糸で繕ってもかわいいので、それでよければ
全部編んじゃってください!
つま先から編むと、ギリギリまで糸を使えて便利です。



夏に、サラッとした見た目の靴下が履きたいので
コットン50%ウール50%の糸も染めています。

これはクチナシで染めました。
染料はリサイクルだったので、もう豆乳が混ざっていたからかどうか
分かりませんが、クリーミィな黄色になりました。

このあとそよごでも染めましたし、次はアボカドで染めようと思っています。

結構前から、ECO染料で染めた糸で1足編んでいますが、
もう少し時間がかかりそうです。


今は講習のために染めるのがメインなのですが
夏のうちに、編みカフェを兼ねたワンデイショップを開こうと思っているので
販売用にもぼちぼち染めていこうと思います。