お針子蜂の巣

手仕事と防災の記録

   ガラ紡風の糸で織り・原始機のその後

綿の収穫が終わって、今年の畑のことを考えています。
畑が大きくなる予定なので、収穫量が増えたときの
綿の利用をどうするか。

自分1人では織り切れない量になっても
しまい込むことなく活用していきたいと思っています。

手動式のガラ紡機を作っている工房があって
とても興味があるのですが
なにしろ今は手が出ないお値段ですので
ゆっくり検討していこうと思います。

ガラ紡のことを考えていて、昔々に紡いだインド綿の糸を思いだしました。
綿紡ぎのことがよく分かっていなかったので
すっごく太いガラ紡みたいな糸。


形にしてみたくなって織り始めました。
経糸は、スピンドルで紡いだベルギー産亜麻糸と
足りなかった分にシルク長谷川のシルクリネン糸を使いました。
機は、アシュフォードのサンプルイットルームです。

せっかく織るものは、着るものか、家の中で使う布にしたいのですが
ガラ紡はよく汚れが落ちるということでウォッシュクロスなどに使われているので
浴用タオルにしてみることにしました。



最後の方で端っこの経糸が切れてしまいました。
撚りが足りなかったみたい。

これをちょっと加工します。



ガラ紡の布を織りあげたら、去年織り始めてそのままにしていた
原始機が気になってしまい、出してきて広げてみました。

経糸は2本撚りだから大丈夫かと思い糊付けしなかったので、
糸綜絖に繊維がたまってしまい
どうにも動かなくなってしまったのです。

機にかかったまま刷毛で糊付けをする方法を観たことがありますが
ちゃんとできる自信がなかったのでそのままにしていました。



経糸を切らなくて済むようにどうしたものかとしばらく考えて
結局緯糸を犠牲にしました。



キャンプテーブルという名の私の整経台にもう一度かけて
玉に巻き巻き。



糸の無駄を最小限にして(右下の糸くず)分解できました。
緯糸は単糸だったので少なくて済んでよかった。


古代の布を織ろう・染めよう (はじまりのもの体験シリーズ)

古代の布を織ろう・染めよう (はじまりのもの体験シリーズ)

こちらの本に載っていた輪に織る整経方法を試してみたいのですが
今はちょっと時間がないのでしばらく置いておきます。

この茶綿の糸は自分で育てた綿ではなく買ったものを紡いだのですが
もしかしたら編んでみるかもしれません。