お針子蜂の巣

手仕事と防災の記録

   原始機


もう何年も前から、動画をずーっと眺めるだけだった原始機。
腰機って呼んだりもするようですね。


前々回の羊パレットで原始機の講座も受けたのに
なかなか重い腰が上がりませんでした。

今紡いでいる綿は原始機で織りたいと思ったので
ついに着手しました。


経糸は手紡ぎの藍染絹糸、緯糸は手紡ぎのインド綿の糸です。
両端のバーは、なんとキャンプテーブルの脚。
写真を撮ったつもりが見つからないのですが
テーブルを逆さまにして整経して、そのまま機にしました。

あとの材料は、編み物の棒針とアルミホイルの芯。
打ち込みには刀杼の代わりに定規を使っています。


経糸が無駄にならない、グルッと一回りしながら
織るやり方を試してみましたが
ちゃんとしたやり方を知らないまま試行錯誤で整経したので
実際に織り始めてやっと、「ああ、こういうことねー」と
分かることがたくさん。
次回同じミスをしないように、メモっておけばよかった。
(なんでもすぐ忘れちゃうのです)


結局途中で織り進められなくなって
残りの経糸を全部三つ編みにしました。
丸棒などを買ってきて、ちゃんとした原始機を作るときに
腰ベルトに使えたらと思います。


それにしても糸が太い太い。
初めて綿を紡いだときのかな。
今の糸より4、5倍太いです。